脳の特性を活かして、楽しく効果的な勉強を続ける方法を「強化学習」と定義し、強化学習を行う際の脳の働きや実際の勉強方法を解説した一冊。
この本で述べられている「勉強」は、学生だけを対象としたものでなく、むしろ大人をメインターゲットにした切り口で説明されているように感じました。
茂木流・勉強の極意より
P38
『「喜び」を基に「ドーパミン」による「強化学習」のサイクルを回す]』
物事に取り組む→うまくいく→達成感を得る(ドーパミン放出)→再び同じ行動を取りたくなる、というサイクルを回すことによって、勉強に限らず物事に自発的に取り組む体質になれる。
小さなことから達成感を積み重ねることと、達成感を得るためのご褒美が大事なんだと、と思いました。
P79
『「速さ」「分量」「没入感」の相乗効果で「集中力」を高める』
集中するために邪念が入る余地をなくす、といった感じ。
とにかく早くたくさん周囲の目を気にせずにやることが、勉強をする上で必要不可欠な集中を高める。
ひたすら文字を書く、とにかくたくさん問題を解く、といった行為で集中力が鍛えられていくのだとわかりました。
P98
『「モダリティを駆使する×作業量を高める」で記憶を定着させる』
モダリティとは、五感や動機や気持ちなどを組み合わせて物事にあたること。
つまり、英語を読みながら声に出したり、さらには書いたりすると、記憶の定着に効果的だということ。
これを応用して、教科書を読み、教科書から目を離して内容をまとめる、といった方法も記憶の定着に効果的なんだそうです。
これまでは教科書の内容を見ながら写すようなことをしていましたが、それではなかなか記憶に定着しないようです。
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