2010年4月30日金曜日

[Book] 脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」/茂木 健一郎

脳の特性を活かして、楽しく効果的な勉強を続ける方法を「強化学習」と定義し、強化学習を行う際の脳の働きや実際の勉強方法を解説した一冊。

この本で述べられている「勉強」は、学生だけを対象としたものでなく、むしろ大人をメインターゲットにした切り口で説明されているように感じました。

茂木流・勉強の極意より
P38
『「喜び」を基に「ドーパミン」による「強化学習」のサイクルを回す]』

物事に取り組む→うまくいく→達成感を得る(ドーパミン放出)→再び同じ行動を取りたくなる、というサイクルを回すことによって、勉強に限らず物事に自発的に取り組む体質になれる。

小さなことから達成感を積み重ねることと、達成感を得るためのご褒美が大事なんだと、と思いました。

P79
『「速さ」「分量」「没入感」の相乗効果で「集中力」を高める』

集中するために邪念が入る余地をなくす、といった感じ。
とにかく早くたくさん周囲の目を気にせずにやることが、勉強をする上で必要不可欠な集中を高める。

ひたすら文字を書く、とにかくたくさん問題を解く、といった行為で集中力が鍛えられていくのだとわかりました。

P98
『「モダリティを駆使する×作業量を高める」で記憶を定着させる』

モダリティとは、五感や動機や気持ちなどを組み合わせて物事にあたること。
つまり、英語を読みながら声に出したり、さらには書いたりすると、記憶の定着に効果的だということ。

これを応用して、教科書を読み、教科書から目を離して内容をまとめる、といった方法も記憶の定着に効果的なんだそうです。
これまでは教科書の内容を見ながら写すようなことをしていましたが、それではなかなか記憶に定着しないようです。

2010年4月27日火曜日

[Book] READING HACKS! 超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣/原尻 淳一

情報量が過去に比べて爆発的に増加している現代において、
情報をいかに効率良く収集するか?
いかに質の高いアウトプットを作り出すか?
の二点を目指して、「読む」ことの89のハックを紹介している本。

読む対象はビジネス書などの書籍に留まらず、企画書などのビジネス文書などのドキュメントも含まれています。


読書のめりこみハック!より
P20
『ウィキペディアで著者のエピソードをたくさん読む』

P31
『本を片手に旅に出よう』


テレビ出演している人や顔見知りが書いている本の内容が頭に入りやすかったり、偶然にも本の中で自分の知っている土地やお店が出てくると理解度がぐっと深まったり、ということがありました。

この本でその理由がわかりました。

著者や本の内容を身近に感じれば感じるほど、その本への理解は深まるということなんですね。
その他にも、セミナーやPodCast などを利用して著者の肉声を聴くことも効果的だとか。


楽しいビジネス読書ハック!より
P80『読書投資基準=70:20:10モデル』


既存ビジネス領域への書籍投資に70%、既存ビジネスをサポートor新しいビジネス領域に20%、未知の領域に10%の比率で読書を心掛けよ、というハック。

ついつい自分の気に入った本しか読まなくなるので、この基準は非常に参考になります。
自分の通っている図書館では合計10冊の本が借りられるので、1冊は未知の領域の本を読むようにしようと思います。


超速読ハック!より
P96
『速読術のコツは「高速で何度も目を通すこと」』


並行して読んでいる速読術の本でも全く同じ事が書いてありました。

じっくりゆっくり読まないと頭に定着しないようなイメージがありますが、実は時間をかけすぎると最初の頃の話を忘れてしまったりするそうで、逆に短時間に何度も読むことによって記憶への定着が行われるそうです。

これは勉強にも応用できそうだと感じました。


P110
『面白くない本は読むのをやめる』


この本の中で一番感銘を受けたハックがこれです。
せっかく買った/借りた本だから最後まで読まなきゃ、と考えてしまうタイプなのですが、確かにそれは時間の無駄ですよね。


P112
『本には「恋愛適齢期」がある』


たとえ今は面白くなくても、しばらく経ったら面白く感じることも多いそう。
なので、今面白いと感じる本をどんどん読んでいくことにしようと思います。

2010年4月23日金曜日

[Book] どんな仕事も楽しくなる3つの物語/福島 正伸

字も大きくて、ところどころ優しいタッチの挿絵などもある、まるで絵本のような一冊。

ページ数も多く無いので、一時間もあれば余裕で読み終わります。

輝いて仕事をするにはどうしたら良い?という問いに、具体的な三つの物語を通じて、仕事内容ではなく考え方を変える必要があるということが説かれています。


P56
仕事が感動に変わる、五つの心構え
①仕事の意味を考える
②ものごとを前向きに受け止める
③自己原因で考える
④自分の可能性を信じて、自分らしくやる
⑤目指すことを、あきらめない


この本のテーマはこの五つの心構えに尽きます。

結局何事も自分次第。自分がつまらないと思えばつまらなくなるし、自分が楽しいと思えば楽しくなる。

楽しいと思うために必要なのが、この五つの心構え。

ほんとその通りだと思います。

幸いなことに、いま自分は仕事が楽しいと感じていますが、それでも仕事の意味を考え、周囲への感謝の気持ちを忘れないことの大切さを改めて感じました。

仕事で何をやってもうまくいかない/つまらない、なんて時に読むと、もっと効果的な本だったのかな、と思います。

2010年4月22日木曜日

[Book] 自分をデフレ化しない方法/勝間 和代

現代の不況や経済格差などの元凶はデフレにある、との位置づけから、デフレ時代に個人が身を守る方法と、デフレ対策として国がすべき対策について解説した一冊。

タイトルから自己啓発本かと思ったのですが、七割くらいはデフレのお話でした。


P39
『デフレだから給料が上がらない。
デフレだからクビを切られる。
デフレだから会社が倒産する。
デフレだから就職できない。
デフレだから結婚できない。
デフレだから子どもが作れない。
デフレだから自殺者が増える。
デフレだから希望が持てない。』


何もかもうまくいかないのはデフレのせい。そしてデフレは国のせい、というのがこの本の一貫した姿勢です。


デフレ時代のサバイバル16ヵ条より
P43
①まずは収入の2割を貯める
P52
⑤教育費は年中の10パーセントまで


○円貯めるではなく、○割を貯めるという考え方は参考になりました。

教育費についても年収の10パーセントを目安と考えると、背伸びし過ぎていないかどうかの確認として有効だと感じました。


P126
『日銀はいくら東大を出ていても畑ちがいで、マクロ経済学の知識に弱い素人集団なのかもしれません』


経済対策を主導すべき日銀の人間が、法学部出身ばかりで経済学に疎いのが良くないとのことですが、これについては?です。

大学で学んだことしか仕事でできないわけではないでしょう。

法学部出身だから経済学がわからん、というのはいささか乱暴な理屈では?

また、経済学ってそんな万能な学問だとも思えません。

学問としての重要性は認めますが、あくまで学問は机上の空論。

経済学が完璧なら、そもそも不況なんて起こらないのでしょう。


勝間氏の主張する具体的なデフレ対策より
P179
『教育バウチャーの配布』
P184
『保育園を2倍にして待機児童解消』


教育への積極的な投資をすべき、との主張です。

これは個人的に大賛成。

ハコモノ作りではなく、人材や社会の仕組みづくりに投資していかねば、結局は何も変わらないと思います。


なんだか批判的な感想になってしまいましたが、文章の読みやすさや、問題提起された内容がすっと頭に入ってくるのはさすが勝間本です。

2010年4月21日水曜日

[Book] コンサルタントの「質問力」 「できる人」の隠れたマインド&スキル/野口 吉昭

コンサルタントの現場スキルの中で最も大切なものは「質問力」であり、それは「仮説力」「本質力」「シナリオ力」の三つの能力で構成されると説かれた一冊。

質問力がなぜ大切なのか?という説明に始まり、三つの能力それぞれの具体的な方法論や鍛え方について説明されます。

P20
『ヒット商品は「ニーズをシーズでウォンツに!」することで生まれる』


調査したニーズを整理し、シーズ(知恵や技術)を組み合わせることによって、これが欲しかった!というウォンツを生み出せるということ。

たしかに、顧客の言いなりになってニーズを100%満たすだけでは、コンサルタントという立場の存在意義はあまり無いように思います。

「思いもよらなかったけど、これいいね!」と言ってもらえるものを生み出してこそプロということでしょうか。

P167
『言葉のひげを退治する』


「えー」とか「あのー」といった余計な言葉。
こういった言葉が入ると話が長くなるだけでなく、話の本質が何なのかもぼやけてしまいます。

自分もこういった余計な言葉を発してしまうことが良くあるので、意識して「言葉のひげを退治する」トレーニングを行っていきます。

2010年4月17日土曜日

[Book] 明日、アリゼの浜辺で/秦 建日子

本来であれば出会うはずのない全く接点のない五つの物語の主人公が、ニューカレドニアというキーワードで次々とつながっていきます。


本来であれば出会うはずのない全く接点のない五つの物語の主人公が、ニューカレドニアというキーワードで次々とつながっていきます。

都会の狭い世界の悩みや苦しみがニューカレドニアの大らかさによって解き放たれ、非常に爽やかな気持ちで本を読み終わりました。


本来であれば出会うはずのない全く接点のない五つの物語の主人公が、ニューカレドニアというキーワードで次々とつながっていきます。

都会の狭い世界の悩みや苦しみがニューカレドニアの大らかさによって解き放たれ、非常に爽やかな気持ちで本を読み終わりました。

P150
『人生は、間違えられるからこそ、素晴らしい』

ずっと間違いを犯すのが怖かったという父親が、ニューカレドニアの生活で気付いた真実を娘に告げた際の言葉です。

自分も大学の卒業旅行で南の島に行ったことがありますが、果てしなく広い海を見て、自分の存在や悩みなんてちっぽけなものだと感じたのを思い出しました。

あれから社会の波にのまれて、小さいことにこだわる人間になってしまったような気がします。

もっと大らかに、間違うことを恐れずに生きていきたいと感じさせられました。

2010年4月16日金曜日

[Book] さおだけ屋はなぜ潰れないのか? - 身近な疑問からはじめる会計学/山田 真哉

会計初心者のために、会計の本質的な考え方を、さおだけ屋や郊外のフランス料理店が商売として成り立ってるの?といった身近な実例を用いて説明されています。


P43
「節約は絶対額で考える」


コスト削減は絶対額に注目しなくてはいけない、ということですね。

ちまちま電気代やコピー代の節約するよりも、余計な設備投資を一つ減らす方がよっぽど効果がありますから。
(前者の草の根活動はコスト意識を植え付けるには有効ですが)

ただし、費用対効果の視点は忘れずに。



P150
「割り算を使うことで求められる回転率をはじめとした「率」には、真実をあぶり出してくれる力がある」

P197
『「ある特定の数字を定期的におさえること」、これが分析の極意であり、これができるかどうかが数字のセンスの有無につながっていく』


数字を読む時には比較と割り算を用いると、より本質が見えてくる。

会社の決算書が大切なように、個人の生活においても成果の記録が大切ということでしょう。
前に比べてどうなの?何パーセント達成したの?がわからないと、何事も変化を実感できなくて続けられないですよね。


余談ながら、この本を簿記や会計に全く縁のなかった知人に読んでもらったところ、会計って面白そう!簿記の勉強してみようかな!なんてノリになってました。

2010年4月12日月曜日

[Book] ほめる技術、しかる作法/伊東 明

終身雇用が崩壊し、上司と部下の関係も変わってきた。

そんな時代では口に出さずとも伝わることは少なくなり、人をほめること・しかることがますます大事になる。

そんな中できちんと人をほめる/しかることができているか。
ほめられる/しかられるのにもコツがある、ということを説明した一冊。

ほめる・しかるの重要性を説いた本は多いけど、ほめられ方・しかられ方に対して言及しているものは珍しいと感じました。


P83
ほめた側も嬉しくなる、ほめ言葉の返し方 より
『「いいえ」の代わりに「ありがとう」を使う』


これは是非とも実践しようと思います。
ほめられた際の謙遜、ついついやってしまいがちですが、必要以上に謙遜すると話が膨らまないんですよね(汗)
それではほめた側もつまらないと思います。


P170
好感を抱かせる、上手なしかられ方より
『弁明は相手が冷静になってから』


これはクレーム対応の基本ワザだと思いますが、なかなか実践が難しいところ。
強い口調で言われると、ついつい文句を言い返してやりたくなっちゃいます。


P171
『「一つ聞いていただけると嬉しいのですが」「今後のために事情を私からもお話させていただきたいのですが」といった言葉を一言添えたうえで本題に入ると、相手はより聞く耳を持ってくれるものだ。』


相手が冷静になってから、さらに相手に聞かせるテクニックの一つとして非常に有効だと思います。
これも是非とも実践したいところです。

2010年4月8日木曜日

[Book] 人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方/牟田 静香

著者は、東京都大田区の男女平等推進センター「エセナおおた」にて、これまで閑古鳥が鳴いていたセンターが主催する数々の講座を、様々な集客の工夫で満員御礼連続の講座に蘇らせた経験を持つ方。

その経験談なども交えて、セミナーや体験談への人集めのコツが綴られた一冊です。

紹介されていたコツから幾つかを抜粋します。

●ターゲットを絞れ
手広く色々な人が参加できる講座よりも、参加者を絞ってしまった方が逆に人はあつまる。

ただし、その際は参加者を絞ることを公言するのではなく、「誰向けなのでどんな時間帯に開催する」といった
コンセプトを自分達の中で確立するに留める。

例)
子育て中の母親 → 子供の学校が早く終わる水曜は×、子供が体調を崩しやすい季節の変わり目も避けた方が無難
若い父親 → 日曜日の午前中が○、子供と一緒に参加が○、連続講座は参加が難しい
など

●胸に響くタイトルをつけよ
イベントのタイトルは「楽しい」「役に立つ」「友達ができる」が○。

逆に以下のことは×。
疑問を投げかけるタイトル(ジェンダーってなに?など)
認知度の低い言葉を利用したタイトル(一部の業界でしか通じない横文字など)
受講者の立場を否定するタイトル
レッツ系(もっと○○しよう)

●思わず手に取るチラシの作り方
チラシは以下を目立たせるよう工夫する
・タイトル
・日程
・場所
・申し込み方法

以下は×
ポップ体を使わない
無意味な/工夫の無いイラスト(ワードアートそのままなど)

2010年4月7日水曜日

脳元気!ラクラク速読術(ためしてガッテン)

NHK「ためしてガッテン」で、速読術を特集していました。


速く読む極意は『読んではいけない(つぶやいてはいけない)』だそう。

人は無意識のうちに目で追った文字を、たとえ声に出さなかったとしても音声として認識して
それを理解しようとするそうです。

しかし、人間の脳は文字を音声に変換しなくても意味を理解する能力が備わっているので、
その無駄な変換プロセスを飛ばせば読むスピードは上がる、との解説でした。


そのプロセスを飛ばすための訓練が、新聞を利用した以下のようなもの。
1.見出しをイメージする
2.かたまりで小波読み
3.コラムを30秒で読む

今回実験をした3人の方々は、全員読むスピードが10日間で2倍以上になりました。


読書に目覚めてから「もっと本をたくさん読めたらいいのに!」と常に思っています。
そうなると必然的に本を読む時間を短縮する技 = 速読術に興味が行くわけです。

最近流行っている速読術としては「フォトリーディング」なんてありますが、
講座を受ける費用が何と10万円以上かかる…

まずは今回紹介された訓練をやってみて、さらにスピードアップが必要になれば
有料の講座に行ってみようかな、と思います。


番組内容の詳細は以下のホームページで。
http://cgi4.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20100407

2010年4月5日月曜日

[Book] お金は銀行に預けるな - 金融リテラシーの基本と実践/勝間 和代

日本人は金融に対する知識や意欲(金融リテラシー)が非常に低く、収入源として会社からのお給料という一つの手段しか持たない人があまりに多すぎる。

そういった人は経済的な自由を持たないため、会社に縛り付けられる(残業)時間も多くなる傾向があり、ひいてはそれが家庭の充実をも奪っている、と著者は説きます。

さらに、金融リテラシーを身に付けて、自らの身を守り充実した人生を送るための10のステップとして、以下が提唱されています。


1.リスク資産への投資の意思を固める
→ 金融リテラシーを高めるためには、実際に投資をしてみることが一番の早道


2.リスク資産に投資する予算とゴールを決める
→ 目安として以下のゴールが示されています
【20代後半~30代後半】生活資金の6ヶ月~2年分を貯める
… いつ会社を辞めても食うには困らないぞ、という状態を作り出すことによって、
  会社に縛られること無く自由に意見を言い、時には転職だってできる身軽さを手に入れる

【40代前半以降】労働収入の10%から30%を金融収入で積み上げる
… 雇用の流動性は低くなるので、万一の場合に備えた蓄えを手に入れる


3.証券会社に口座を開く
ネット証券が手軽でオススメ
ただしキャンペーンなどに乗せられて不要な取引をしないよう注意


4.インデックス型の投資信託の積み立て投資を始める
投資の基本は分散投資。
それを最も手軽に実践できる投資信託から始めるのが初心者向き。
初心者向けのキーワードは「ノーロード」と「インデックス投信」。

また、次の4つに25%ずつ投資する。
a.日本株式のインデックスファンド
b.日本債券のインデックスファンド
c.海外株式へのインデックスファンド
d.海外債券へのインデックスファンド

投資先だけでなく時期も分散させるため、定期的に定額を積み立てていくのが良い。


5.数ヶ月から半年、「ながら勉強」で基礎を固める
4.で投資した投資信託の値上がり・値下がりを追う、買った投信に関するレポートなどにざっと目を通して
経験値と知識を高めていく。興味が沸いたら書籍なども参考にする。


6.ボーナスが入ったら、アクティブ型の投資信託にチャレンジ
ボーナス(余裕資金)で、少しリスクの高い投信にチャレンジする。
・「4つに25%ずつ」のバランスを忘れない
・少し値が下がったとしてもあたふたしない


7.リスクマネジメントを学ぶ
基本は「分散投資」「ドルコスト平均法」。
さらに意識すべきはシャーププレシオ。


8.リターンが安定したら、投資信託以外の商品にチャレンジ
半年~1年位してからが目安。
世の中には株式の情報があふれているが、株式はシャーププレシオの観点からすると
あまり良い投資対象ではないので注意。


9.応用的な勉強に少しずつチャレンジ
金融の理論や考え方について、本やセミナー参加などで更に知識を磨く。


10.金融資産構成のリバランスの習慣をつける
運用成績を定期的にチェックし、25% × 4分野 のバランスが保たれているかチェックする。
バランスが崩れている場合には調整する。



「投資 = 株」のような本が氾濫している中で、敢えて投資信託からスタートすることを紹介し、
リスクに対する考え方をしっかりと説いていることに非常に好感をおぼえました。

さらにその道のりを10のステップというToDo にまで分解しているため、いますぐにでも動き出そう!
という気持ちになります。

この本の影響で、早速証券口座の資料を取り寄せました。

2010年4月3日土曜日

[Book] 私は若者が嫌いだ!/香山 リカ

テレビ等の影響で名前はしばしば耳にしたことがありますが、著作を手に取るのは初めてでした。

「若者が嫌い!」というタイトルではありますが、内容は「最近の若いモンは…」的な内容が、
様々な事例を交えて紹介されます。

特に著者が嫌いな若者として挙げられているのは以下の10パターンです。

1.すぐ音を上げて逃げる若者
2.居場所がない、とさまよいすぎる若者
3.「キレた」「オチた」「真っ白になった」と言えば許されると思う若者
4.大人を信頼しすぎる若者
5.大人に甘えすぎる若者
6.学力がない、知識がないのに開き直っている若者
7.自信がありすぎたり、なさすぎたりする若者
8.自分のことしか考えられない若者
9.他人に厳しすぎる若者
10.簡単に傷つきすぎる若者

意見や成果物に対して注意されただけで、自分の全人格を否定されたようにすり替えてしまう、
という話は、自分にもちょっとそんな節があるかも、とドキっとしました。
人のフリ見てわがフリ直せ、で気をつけたいと思います。

とはいえ、上記10パターンはそれ若者に限った話では無いのでは?とも思います。