2009年11月17日火曜日

仕事のための12の基礎力「キャリア」と「能力」の育て方/大久保 幸夫

仕事をしていく上で必要になる基礎的な人間力を"基礎力"と定義し、12分野の基礎力について、習得すべき時期や鍛え方について書かれている本です。

あれをやれこれをやれ、という自己啓発本は数多とありますが、この力は何歳くらいに鍛えるべし、という時期までを明確に定義しているものは珍しいように思います。

12の基礎力は以下の通り。

・反応(リアクション)力
・愛嬌力
・楽天力
・目標発見力
・継続学習力
・文脈理解力
・専門構築力
・人脈開拓力
・委任力
・相談(カウンセリング)力
・教授力
・仲介調整(コーディネート)力

後に行けばいくほど、年齢が上がるにつれて身に付けるべき力とされています。

自分に足りないと感じたのが初歩の2個である"反応力"と"愛嬌力"。

たまに「無表情で何を考えてるかわからない」なんて言われてしまうこともあるので、
・何かを言われたら元気に反応を返す
・笑顔を心掛ける
という2つを肝に銘じて生活していこうと思います。

また、愛協力を身に付けるには、この人は物腰柔らかで付き合いやすいな~、という人の真似をすることも効果的とありました。
確かに自分の周りにもそういう人がいますので、良く観察して真似してみます。

逆に「異業種交流会などに参加して人脈を拡げなくては」という想いを最近強く持っていたのですが、この本では"人脈開拓力"は自分にある程度の専門性が見に付いた後(30代以降)で遅くない、とありました。

「自分の専門性が無い = 相手に有益な情報が与えられない」という状態では、人脈を拡げても相手に何も得にならないですもんね。

今は人との出会いは大切にしつつ、むやみに人脈を拡げようと焦らないようにしていきたいと感じました。

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