2009年12月10日木曜日

コピー用紙の裏は使うな!/村井 哲之

中途半端なコスト削減は、実はコストの削減にならず、さらには従業員のやる気まで削いでしまう…
様々な事例を紹介しながら、真に効果的なコスト削減とは?というテーマを論じています。

・コスト削減はコスト測定に始まりコスト測定に終わる
まずはどのくらいコストがかかっているのかを計測する。コスト削減策実施後に再度計測を行って効果のモニタリングを行う。

・現場を巻き込むことによってコスト削減以上の効果が生まれる
経営者と現場の溝を埋めながらコスト削減に取り組むことによって、現場側からのコスト削減提案など、従業員の意識改革も行うことが出来る

など、非常に納得させられる内容でした。


この本で得た最大の気付きは、コスト削減額 = 純利益 という式。

頭ではわかっていたのですが、コスト削減額 = 売上 という式が自分の頭にはありました。
つまり、100円のコスト削減は100円の売上を上げるのと同じである、と。

でも違うんですね。

100円の利益を得るためにはいくらの売上が必要でしょうか?
純利益/売上高が10%だとしたら、100円のコスト削減は1,000円の売上と同額という効果になります。


自分はいま、社内でコスト削減を推進する立場にいます。

自分の働きが実は思っていた以上の効果を持つものだと認識でき、嬉しくなりました。

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