著者は、ノー残業の徹底や、就業時間中の一定の時間を「がんばるタイム」と名付けて個人作業に没頭することを実施している、トリンプの元社長である吉越氏。
上記の制度を始めとした残業抑止のための制度はは、吉越氏がトップとして自ら主導する形で導入されたものだそうです。
本書では、残業を無くすことによって人生が充実したものになる、という立場から、残業がなぜ悪なのか?トリンプではどのように残業ゼロを実現したのか?が語られています。
P23
『残業ゼロでも増収増益』
残業は悪であるといくら説いても、利益をあげられなければ企業は存続できません。
日本では起業の利益は残業という尊い犠牲によってつくられている、という考え方が横行しています。
そこで、それを覆すためには、残業をゼロにしても利益が少なくなるどころか、むしろ利益が高くなるのだという前提が必要になります。
事実、トリンプでは残業ゼロにしても増収増益が続いているそうです。
P47
『「デッドライン」ですべてが決まる』
P54
『「会社にとって正しいことを優先する」、これがデッドラインの決め方の極意』
残業をゼロにしても利益をあげるには、仕事を効率的に進めなければなりません。
その効率化の極意として提唱されているのが「デッドライン」です。
つまりは〆切のことですが、簡単に延長が認められるような甘いものではありません。
それを守れなかったら厳しく追及され、責めを負うものとしてデッドラインを設定することが必要です。
P51
『やることの「優先順位」は必要ない』
P150
『理想を言えば、会社は社員一人ひとりに個室を用意し、そこで仕事させるべきです。』
仕事の効率を上げる方法。
優先順位など考えている暇があったら目の前のことに手を動かせ。電話などで集中力が分断されることによって仕事の効率が大幅に低下する。
自身の仕事への取り組む方法に取り入れていこうとおもいます。
P122
『仕事は「ゲーム」』
この言葉,何度か本書に登場します。
仕事はしょせんゲームという心持ちで臨むことによって、最も効率よく攻略できる方法を取ることがためらいなくできるようになると感じました。。
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