2010年10月5日火曜日
社員心得帖/松下 幸之助
松下電器を一代で興し、経営の神様と言われている松下幸之助氏が、企業組織で働く社員にとって大切だと考える心得をまとめた一冊。
以下の目次のように、三つの立場の社員へのメッセージがまとめられています。
・目次
第一章 新入社員の心得
第二章 中堅社員の心得
第三章 幹部社員の心得
自分が生まれるよりも前にまとめられた本であり、終身雇用を前提としているところも見受けられるので、そういった箇所はちょっと感覚が違う部分もありますが、数多くの金言が込められている一冊です。
優しい語り口調で書かれていることもあって、一度読むだけですっと心に入ってきます。
P20 「新入社員の心得」より
『礼義作法は潤滑油』
礼儀作法と聞くと堅苦しいもののように感じられますが、やはり傍若無人な態度の人を見ると気分が悪くなるわけで、それを思い返すだけでも礼儀作法の必要性は明白です。
その礼儀作法を、人付き合いの潤滑油と例えるところが、妙にわかりやすく納得しました。
P34 「中堅社員の心得」より
『社長、部長はお得意先』
中堅社員は自分の担当している仕事を、独立した事業主・経営者になったつもりで取り組む。
すると、社内の同僚が客となり、他部署の長が取引先になる、という考え方。
P106 すべてに共通する最後の心得
『好きになる』
一番最後の心得として、結局は仕事を好きになることが仕事の上達や充実した人生にとって必要、と説かれていました。
「仕事が好き」なんて言うと社畜なんて言われてバカにされることもありますが、1日の1/3以上の時間をかけているものなんだから、やっぱり仕事がつまらないっていうのは人生損するな、と思います。
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