2010年10月22日金曜日

一週間は金曜日から始めなさい/臼井 由妃


著者の臼井さんは、28歳年上の夫との結婚を機に会社経営に携わるようになり、その後独自のビジネス手法で成功を収めた方で、マネーの虎にも出演されていたそうです。

そんな臼井さんのタイムマネジメント術をまとめたのがこの本。

目次
Part1 タイムマネジメントの基本は時間密度
できる人は、時間をケチるのではなく濃くする

Part2 考えるのは15分でやめなさい
仕事が速い人の考え方&発想法

Part3 1週間は金曜日から始めなさい
目標を達成し続ける人の予定&計画の立て方

Part4 時間は支配した方のものになる
人付き合い&コミュニケーション一つでこれだけ時間の差が出る

Part5 頭がフル回転なら、時間効率はグンと良くなる!
密度の高い時間を過ごすための自分プロデュース術

Part6 時間を上手に使う人のちょっとした工夫
仕事の速い人が実践する大きなお世話時間を生む小さな習慣


最も印象的だったのが以下の箇所。

P25
時間を節約する方法より、時間をより活かす「一粒で何度でもおいしい」方法を考えるのです。


その他のタイムマネジメントを説いた本にありがちな、掃除しながら勉強するといったマルチタスクでは、時間の節約にはなるが時間を有効に使っているとは言えない。

やることはシングルタスクでも、その結果として二つ以上のものを得られるようにすれば、時間密度が高く時間を有効に使っていると言える、というのが臼井さんの主張です。

例として挙げられているのが、①地方公演に行く②将来のコンサルティングに役立つよう地元の情報を収集する③メルマガやブログのネタをあつめてくる、といったもの。

妻がこれと似たような考え方で、一粒で二度おいしいセミナー参加方法を実践していました。
①セミナーに参加して話を聞く②同年代の女性の近くに座ってグループワーク中に相手を観察する、といった方法です。

その他にもさまざまなタイムマネジメントの方法が紹介されていますが、それらを総括してあとがきで以下のような言葉が書いてありました。

魔法の呪文「かきくけこ」
か 簡単 … 簡単な方法を選択する
き 興味 … 興味のある方法を選択する
く グレー時間 … 無目的な時間(グレー時間)を減らす
け 決断 … すばやく決断
こ 行動 … とにかく行動に移す


確かにこの「かきくけこ」を実践するだけで、かなり時間の使い方がうまくなりそうです。

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