もはや説明不要の勝間さんが、コンサルティング会社での経験などを活かしながら、ビジネス思考力をの素となる力を、7つのフレームワーク力として解説した一冊。
3C やSWOT といったビジネスフレームワークに興味のある人(まさに自分w)にはぴったりの本です。
フレームワークなどの知識は知ってるだけじゃ何の役にも立たない、というのはよく聞く話ですが、
P40
ブルーム博士の思考の六段階モデル
知識-理解-応用-分析-統合-評価
にもあったように、やっぱり最低限の知識を持っておかないと、その先の応用や分析・統合・評価は絶対にできないと思います。
「知識をだけあっても仕方ない」と言って知識を得る学習を放棄するのは、この本の中で勝間さんが述べている"ゆとり教育の失敗"と同じ話でしょう。
さて話しが逸れましたが、この本では上記思考の六段階モデルに基づき、最初の知識〜応用は学校教育等で身につけているという前提で、分析〜評価に必要な思考方法を解説しています。
目次
第1章 「ビジネス思考力」を定義する!
第2章 ビジネス思考力の基礎となる7+1の力
第3章 一つめの力 論理思考力
第4章 二つめの力 水平思考力
第5章 三つめの力 視覚化力
第6章 四つめの力 数字力
第7章 五つめの力 言語力
第8章 六つめの力 知的体力
第9章 七つめの力 偶然力
知識や考えを、論理思考力を用いてを深めると同時に、水平思考力で広げることによって分析し、自分の中に落とし込む。
その考えを視覚化力や数字力や言語力を用いて統合してアウトプットとして外部に発信する。
それらを評価として実行に移すために知的体力と偶然力を使う。
といった流れになります。
自分への落とし込んで考えると、7つの力の中で弱いのは水平思考力かも知れません。
つい自分の考えにのめりこんでしまう傾向があり、いざアウトプットしてレスポンスをもらうと「あ、こんな視点もあるか」という思いをすることが多々あります。
水平思考力を鍛える方法として
P138
1.種になりそうなアイデアの量をとにかく増やしてみる
2.出てきたアイデアは、なるべく早く市場で試してみる
3.アイデアがうまくいかないときにこそ、失敗から早く学んで早く修正する
4.他の人とのかかわりの中でアイデアを醸成すら
が紹介されていますが、自分に足りないのは3.4.です。
失敗や他の人に否定されるのを極端に嫌う性格が災いしているのでしょう。
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