読む → 書く → 売るというステップで本を利用して成長を遂げてきたという勝間氏による、ウェブ時代のための読書理論書。
いわば勝間さんのサクセスストーリーの軌跡がまとめられているような一冊です。
勝間さんはこれまでの著書の中でも、自己成長のために読書をすることを強く奨めてきていますが、この本では今やベストセラー作家となった勝間氏の本を書くときのコンセプトや、売るための努力の内容がかなり具体的に語られています。
この本の中で、特に心に残ったのは以下の一文。
『読者にとっては読書は疑似体験なので、まず、そこにたどり着くと、どういういいことがあるのか、そして、そこに行くまでにはどんなふうに刻んでいくのか、ということがビビッドにイメージできないとアクションが起こせません。』
勝間さんの本を読むと、なんで具体的に行動を起こそうとやる気が出てくるのかがわかったような気がします。
また、この本ではインターネットの地位向上に伴って、インターネット(ブログやオンライン書店など)を巻き込んだ展開が図られています。
その一貫でmixi のカツマーコミュニティに属する人々の声も掲載されています。
書評とは少し話が外れますが、カツマーの皆さんが共通して口にしているのが「行動を変えなきゃ何も変わらない」ということ。実際に勉強を開始したり資格取得したりスポーツジムに通って体を鍛えたりといった行動力満載のエピソードが沢山あって、そのカツマーっぷりにまた非常に刺激を受けました。
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