コンサルタントという仕事に興味を持ち始めたので、それが実際にどんなものなのかを知るために2冊の本を読んだ。
1冊は日本のコンサルタントのパイオニアである船井氏がコンサルタントの在り方を語ったもの。
もう1冊は現在の日本におけるトップコンサルタントである波頭氏と冨山氏の対話を収めたもの。
コンサルタントという仕事がめちゃくちゃハードだということがひしひしと伝わってくる本だったが、
それと同時にコンサルタントという仕事への憧れが益々強くなってきた。
2冊の本を通じて見えてきたことは以下の4点。
1.コンサルタントは医師に似ている
2.知識ではなく”経験”がものをいう
3.コンサルティングは人間対人間の真剣勝負
4.仕事に全身全霊を懸ける
1.コンサルタントは医師に似ている
コンサルタントは企業の置かれた状況を診察して、病気を治したり命を救ったりする仕事である。
医師が多くの患者を診た経験によってどこが悪いのかをわかるのと同じように、
コンサルタントも多くの企業を見ているからこそ見えるものがある。
2.知識ではなく”経験”がものをいう
上記の通り、様々な経験を通じてこそ持てる視野がある。
そのため、若いうちに様々な経験を積むこと、新しい経験の機会を積極的に得ていくことが大切となる。
MBAも意味が無いわけではないが、知識が経験を凌駕するわけでなく、あくまでも知識は経験を補完するものである。
3.コンサルティングは人間対人間の真剣勝負
企業を治すといっても結局動くのは人間。動く人間をどれだけ納得させられるかが最後は求められる。
そのためには、顧客よりもコンサルタントの方がより真剣に企業のことを考えている、という姿勢を持って取り組まねばならない。
4.仕事に全身全霊を懸ける
様々な経験を重ね、日々の真剣勝負を重ねるためには、仕事に対して本気にならなければならない。
職種は違えど、仕事への取り組みの姿勢として多いに参考になることばかりだった。
今の自分は経験できる領域も狭く、真剣勝負と言えるほど仕事に力も注いでいないのかも知れない。
もしそれができないのであれば、本当に職を変えることも考えなくてはならないだろう。