2010年9月30日木曜日
成功のコンセプト/三木谷 浩史
楽天の三木谷社長が、わずか10年後足らずで楽天を誰もが知る一流企業に成長させるために実行してきたことを、五つのコンセプトとしてまとめた一冊。
目次
はじめに
第1のコンセプト 常に改善、常に前進
第2のコンセプト Professionalism の徹底
第3のコンセプト 仮説→実行→検証→仕組化
第4のコンセプト 顧客満足の最大化
第5のコンセプト スピード!!スピード!!スピード!!
おわりに インターネットが変える世界はリアルそのものだ
P65
仕事を人生最大の遊びにできれば、誰でも有能なビジネスマンになれる
P93
面白い仕事はない。仕事を面白くする人間がいるのだ
この本で述べられているコンセプトは
、どれもが"いかに仕事を楽しむか"に尽きると感じました。
仕事を楽しむためには常日頃から自身の仕事内容を振り返って改善点を探していかなければなりません。
また、改善点を仕組みとして定着させることが、高い顧客満足度を維持することになるでしょう。
何より、仕事が好きで楽しんで取り組んでいれば、誰よりも速く取り掛かり、自ずとスピードが生まれるはずです。
そして、仕事をいかに楽しくするかは、結局は自分次第ということです。
2010年9月13日月曜日
食い逃げされてもバイトは雇うな/山田 真哉
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?の続編と言うべき本。
あまりボリュームも無く、会計に対して苦手意識を持つ人が読む入門書に良いかも。
ただ、少しでも会計をかじったことがある人にとっては、少々簡単すぎる部分も多いです。
タイトルの食い逃げされても〜、はバイト代と食い逃げの損失を比較したら、バイトなんて雇わない方が良いという話。
この話、すぐにピンと来そうなものなんですが、テレビでは「バイト雇わずに食い逃げされるなんて馬鹿じゃないの」という話盛り上がったというくだりがあって、テレビはどれだけ低脳なんだとがっかり(ーー;)
2010年9月1日水曜日
リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間/高野 登
プロポーズのために予約したら頼んだわけじゃないのに部屋中に風船が飾られていた、などの様々な印象的なサービスをしてくれることで有名な、リッツ・カールトン・ホテル。
※上記演出は知り合いが体験した実話
その日本支社長である著者が、なぜリッツ・カールトンがそれらの素晴らしいサービスを行うことができるのかを、企業理念の浸透のさせ方や人材の育て方などの観点から語った一冊。
実際にリッツ・カールトンで起こったサービスを超える瞬間のエピソードも散りばめられていて、読むだけでリッツ・カールトンに泊まりたくなることも請け合いw
P65
『クレドは心から納得するまで繰り返し考える』
クレドとは「リッツ・カールトンはお客様や従業員にとってどんな存在であるべきなのか。そのために私たちは何をすべきなのか」を一枚の紙にまとまたもの。
リッツ・カールトンのスタッフは、全員がクレドを持ち歩いているそうです。
内容を見る限りでは社訓に近いのかなと思いますが、それを全従業員に浸透させる事を徹底していることがリッツ・カールトンの強みであることは間違いないようです。
社訓をはじめ、組織の存在意義として立派な言葉を掲げているところは多いですが、案外それを浸透させる努力を怠っているところは多いでしょう。
要望に耳を傾けてニーズを見たすだけではイノベーションは生まれない、ということを改めて感じさせてくれる一冊でした。
フォードが人々の要望を満たす速い馬を生み出すことではなく、自動車というイノベーションを生み出したように。
イノベーションを生み出す発想は、そのサービスを受け取る側の事を一生懸命考え、何があったら便利か?どうしたら心地よいかといったことにひたすら想いを馳せることによってこそ生まれるのかも知れません。
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