2010年7月19日月曜日

効率が10倍アップする 新・知的生産術/勝間 和代


すっかりお馴染みの勝間和代さんの、情報収集〜活用によって、自身の生産性を高める方法を説いた本。

最近は著作の路線が変わってきているように思いますが、いかにして自分自身を高めるかということに注目した、初期勝間本の代表作の一つ。

やっぱり勝間さんは美容だの婚活だのを語るより、こういった話題の方がすごく腑に落ちるなぁ、と感じました。

たくさんの本を読むことやノートパソコンの活用なんかは他の本とも重複する内容でしたが、アウトプットの方法に関しては目新しいものが幾つかありました。

P191
『普段、ビジネス文書をアウトプットすることが専門の方でも、様々な文芸書や歴史書、エッセイなどを読むことで、いろいろな表現の仕方、いい回し、比喩的表現を自分のデータベースに蓄積しておくことをお薦めします。』

アウトプットの質を高めるための方法の一つ。

どんなに良いインプットがあっても、それをきちんとアウトプットできないと情報収集発信者としての価値は上がりません。

語彙が少ない為に、本当は簡単なことがやけに難しいアウトプットになってしまうケースも少なくないとの例がありましたが、自分にも心当たりありです。

たまには小説なども読んでいくことにします。

P232
『ビジネスクラスでは、忙しい人が多いこともあるかもしれませんが、ほとんどの人がフライトの間中、ノートパソコンを使ったり、書類を書いたり、あるいは本を用意して、せっせと知的生産にいそしんでいます。』

P233
『一方、エコノミークラスでは、ノートパソコンを使っている人や本を読んでいる人はビジネスクラスに比べると少ないです。』

本の帯にもあったエピソードなのですが、これが一番グサっときました。

常日頃から寸暇を惜しんで知的生産に励んでいる人だからこそ、ビジネスクラスに乗れるような地位を手に入れているということでしょうか。

自分もビジネスクラスで知的生産にいそしんでいる方になりたいです。

そのためには日々の精進しかありません。

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