2010年2月18日木曜日

[Book] 女子高生ちえの社長日記〈PART‐2〉M&Aがやって来た!?/甲斐莊 正晃

●概要
先日紹介した女子高生社長物語の続編。

パート1 と同様に、物語調で非常にわかりやすくビジネス用語などの説明がされています。

前作がメーカー内部の仕組みに焦点を当てていたのに対して、パート2 では営業現場の話や人事評価制度、一昔前に流行ったM&A に重きを置いたストーリーとなっています。

●感想
取り扱うテーマの差も大きいところではありますが、前作よりもこちらの方が、自分が普段あまり見ることのないジャンルの話が多く、勉強になると感じたことが多くありました。

社会人としての一般常識を見に付けたい人にオススメです。

2010年2月16日火曜日

[Book] 女子高生ちえの社長日記 - これが、カイシャ!?/甲斐莊 正晃

●概要
父親の急死により、突如1,000人の従業員を抱えるメーカーの社長となってしまった17歳の女子高生が、社長として成長しながらカイシャの基本的な仕組みを学んでいくという、小説風ビジネス書。

●詳細
カイシャのことなど何も知らない女子高生の目線に立って、会社独特の用語や考え方を紐解いていきます。

在庫、QCD、減価償却、JIT といった言葉の解説や、約束の5分前集合が常識といった心構えなども物語中に登場します。

●感想
非常に読みやすくわかりやすい内容で、就職活動中に出会いたかったと思う一冊でした。

しかしながら、社会人5年目の自分にとってはさすがに知ってる内容がほとんどでしたので、知識の整理には役立ちましたが、新しい発見はあまりありませんでした。

2010年2月15日月曜日

[Book] 世界を変える人たち―社会起業家たちの勇気とアイデアの力/デービッド・ボーンスタイン

●概要
医療や社会インフラの整備など、社会の抱える問題に対して取り組む社会企業家たち10人の活動を紹介した一冊。

取り上げられている社会企業家は、ビル・ドレイトン氏が創設した支援組織「アショカ」による後押しを受けている人たちで、後半ではその「アショカ」自体の紹介もされています。

●感想
"社会企業家"という言葉を今回初めて知り、「こんな生き方もあるのか」という驚きと憧れを抱きました。

これまで、もっと根本的な社会福祉活動というのは、政府や政治家が何かしら事を起こさないと何も変わらないという考えが自分の中にあったように思います。

しかし、この本に登場する人々は、後に政府や政治家の支援を受けることになっていたとしても、最初は自身の情熱や実行力と共に、一般市民の一人として動き出した人たちばかりでした。

自分は、個人的に社会貢献に対する関心が強く、自身の立ち上げた吹奏楽団でも"音楽を通じた社会貢献活動"を目標に掲げて、老人ホーム等への訪問演奏に注力しています。

そういった草の根活動ももちろん大切なことですが、もっと大きな視点で、自分が社会にとってどうやって貢献していくかを真剣に考えていかねばならないと感じさせてくれた一冊となったように思います。

2010年2月3日水曜日

[雑誌] 日経ビジネスAssocie 2010/2/16号

特集は「あなたのグズ、ムダが完全に直る!超シンプル仕事術」。

印象に残った記事は以下。

・村上憲郎グーグル名誉会長の語る「仕事は80%で次へ」
1つの100%の成果ではなく、たくさんの80%の成果を残せる人材が求められる。

・iPhone を活用したロスタイム削減(EvernoteやDropBoxの活用)
Evernote → オンラインメモ帳
DropBox → オンラインストレージ
を活用することにより、家や移動中でも仕事できる。

2010年2月1日月曜日

[Book] サービスの底力! - 「顧客満足度日本一」ホンダクリオ新神奈川が実践していること/相澤 賢二

●概要
顧客満足度ナンバーワン自動車販売会社のホンダクリオ社長自らが、ホンダクリオの誕生〜成長の軌跡と、顧客満足度向上のための実践ノウハウについて語った一冊。

●内容
お客様は弱者である

同業他社とは比較にならないほどの顧客満足度を誇るホンダクリオは、そんな既存の業界の常識とは一線を画す視点からサービスを展開することが最大の特徴です。

その他にも
接客マニュアルが存在しない

訪問販売はしない

売掛はしない

と言った、様々な非常識が紹介されますが、それもまた弱者であるお客様への配慮と、何よりも社員に対する愛情からの行動であると語られています。

●感想
会社の経営は人があってこそ、という想いがストレートに伝わってきました。

顧客へは徹底したアンケートを実施する、従業員に対しては公私問わず様々な形でコミュニケーションを行う。
それに留まらず、集めた声に対する反応を迅速に行ったり、集まった声を隠さずに公表するという姿勢が、他の企業とは一味違うところと思います。

やはり、情報の通りの良さ、俗に言われる風通しの良さ、というのが非常に重要であると考えさせられる一冊でした。